山形県米沢市立第四中学校で演奏をしました
日時:2015年10月1日
場所:山形県米沢市立第四中学校
主催:米沢信用金庫
<演奏曲>
モーツァルト 幻想曲
シューベルト 楽興の時第3番
ショパン ノクターン第2番
ショパン 英雄ポロネーズ
2015年10月1日、山形県米沢市第四中学校にて、子どもに伝えるクラシック学校訪問コンサートが行われました。
今回のコンサートは米沢信用金庫の地域文化貢献活動の一環として信用金庫主催のもと行われました。コンサートの内容をお伝えする前に、米沢市立第四中学校について少しお話したいと思います。
2011年3月11日に発生した東日本大震災は、米沢市にも大きな被害を及ぼしました。 それは第四中学校も例外ではありませんでした。震災後の耐震性検査で、校舎使用不可という厳しい現実を 突きつけら第四中学校は、グラウンドにプレハブの仮校舎を建て、体育の時間はバスで市民運動公園へ 移動するなど、長い間不自由な学校生活を余儀なくされました。
しかし2015年3月、待ちに待った新校舎が完成しました。新しい校舎は日の光がふんだんに入る温かい校舎でした。コンサート当日、剛之さんが学校に到着すると子どもたちは元気すぎるくらいの大きな声で出迎えてくれました。コンサートの曲目は、モーツァルト/幻想曲、シューベルト/楽興の時第3番、ショパン/ノクターン第2番、英雄ポロネーズ。買ったばかりのピアノが剛之さんに奏でられ、できたばかりの体育館いっぱいに響き渡りました。
演奏後は恒例の質問コーナー。音楽だけでなく、留学時代の話も交え、ヨーロッパ、そしてウィーンの街の様子などに熱心に耳を傾けていました。また、中学生ということで、ドイツ語の簡単な挨拶を学んでもらおうと、ドイツ語ミニレッスンも行いました。
そして最後は剛之さんの伴奏による全体合唱「ビリーブ」。子どもたちの歌声から、この新校舎で 未来に向かって突き進む、そんな意気込みが感じられました。