朝日新聞に掲載されました
コルトーの魂「厚島に眠る」 梯さんの感動 川棚に勇気

コルトーの魂「厚島に眠る」 梯さんの感動 川棚に勇気

日時:2013年7月16日
<演奏曲>
☆ドビュッシー:映像第1集「水の反映」「ラモーを讃えて」「運動」
☆ショパン:ノクターン2番&13番、バラード2番、3番
☆リスト:ロ短調ソナタ
全校生徒さん及び先生方と関係者の方々200名がご参加
大谷高校ピアノ科の斉藤先生からの「是非あの音を生徒に聴かせたい」という強い思いから始まったのが 当コンサートです。
音楽系の大学進学を目指す音楽科を擁するだけあって、本格的ホールを備えている学校です。 会場では皆その音に聴き入り、アンコールのコンソレーションでは、感動で涙を流している方々もたくさん 居られる素晴らしい演奏会になりました。
今回は二つの学校の生徒さんたちにクラシックへの想いを伝える活動に参画し、自分自身も 感動しました。 今後も折に触れてこの活動を支援していきたいと考えています。

日時:2013年6月10日
<演奏曲>
☆シューベルト:楽興の時第3番 ☆ショパン:幻想即興曲
☆ドビュッシー:映像第1集「水の反映」「ラモーを讃えて」「運動」
全校生徒さん160名、先生方及び父兄の方々150名がご参加
生徒さんも父兄のみなさんも初めて観聴きする梯さんのピアノに圧倒され、やがて深い感動を呼びました。体育館での演奏会でしたが、“このピアノから聴いたこともないようなやさしく深い音”(音楽の先生)が聴く人たちの心の奥底まで響いたのでしょう。トークの時間ではウィーンの思い出や音楽に救われた人生だと語り、「負けを認めて再スタートすればよい」と、自身の体験をもとに、決して上から目線ではなく、同じ立場で語った梯さんの話に皆、大変感銘を受けた様子でした。
更に今回は活動初めてのこととして、ピアノを勉強している生徒さんへのワンポイントレッスンを試みました。“自分がこう弾きたい!と思うように弾いていいんだよ”という意識面の事など交えて指導をしましたが、レッスンを受けた古崎さんは、こんなに変われるなんて!とびっくり。愉しくレッスンを終えました。
最後は皆でBELIEVEの合唱です。梯さんの伴奏で、梯さんの音楽と生徒さんが文字通り一体になれた時でした。これは生徒さんたちの心に魂の躍動感としてダイレクトに伝わって、とても感動的な活動になりました。
※なお、コンサートの様子は北海道テレビ(テレビ朝日系列)の報道番組で紹介されました。

毎日新聞 2012年09月07日
福島第1原発事故で全村避難が続く福島県飯舘村は村立飯舘中学の仮設校舎を福島市内の工場跡を改装して新設、6日の開校式に全盲のピアニスト、梯剛之(かけはし・たけし)さん(35)が招かれ演奏した。
間借りしていた県立高から移転、8月27日の2学期から生徒113人が学ぶ。事故1年半を前にようやくできた自前の校舎は木の香りが漂う。ホールの壁には村内にある校舎の写真パネルが飾られている。
「困難な中でも前向きに」という願いで村が招いた梯さん。故国を思い作曲を続けたショパンの作品など4曲を披露した。離れてなお「ふるさと」を思う調べが生徒たちの心に響いた。【泉谷由梨子】

真新しい校舎で、開校式のゲスト、梯剛之さんの演奏に聴き入る生徒たち=福島市飯野町の飯舘村立飯舘中で泉谷由梨子撮影
日時:2012年9月6日
飯舘村は2011年3月東日本大震災以降間もなく、東京電力福島第一原子力発電所事故により全村避難を余儀なくされ、その村民のうち約8割程度が、村が準備した福島市に点在する避難先で避難生活を送っています。小学校、中学校ともに福島市飯野町のご厚意で既存の学校に寄宿し学校生活を送っていましたが、2012年4月に小学校が、次いで8月27日の第二学期開始時に中学校が開校しました。念願の“自分たちの学校”です。
梯剛之さんは、飯舘村で心のケア活動を行っている医師たちによる任意団体CCC(Cocoro Care for Children※)からの要請で開校記念演奏を行いました。
演奏曲は ドビュッシー 水の反映、運動 とショパン ノクターン第1番、アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ。梯さんも生徒さんたちの心や想いに寄り添うというCCCの目的を理解し、自らも同年5月に実施した三陸を中心とした復興支援演奏ツアーでの経験を踏まえ、少しでも生徒さんと近づき、クラシックが楽しめるよう、曲の解説をしながら演奏。最後の華麗なる大ポロネーズの前にはショパンが祖国の復活を願い、熱い思いで作曲したことを語り、飯舘村の復活を願う想いを届けました。
梯さんの、生後一ヶ月で光を失い、それでも絶望することなく、音楽を極める道に進み世界的に認められる音楽家となった姿を間近で見聞きすることで、生徒さんたちが前向きに生きる希望や勇気を感じてくれたら、とのCCCの想いと、演奏を通じて生徒さんの心に何かを感じてもらう、という協力の意味が達成され、村側からも感謝の言葉をいただいています。
