2022年11月30日小松市立中海小学校、12月2日小松市立日末小学校で訪問コンサートを行いました。
今年の小松での「子どもに伝えるクラシック」活動の演奏会は2校です。
毎年開かれている演奏会も今年で9年目となり、先立ち11月29日に小松市立の小中学校・高等学校で演奏会を受け入れていただいたお礼として小松市長への表敬訪問をさせていただきました。
11月30日の1校目は小松市立中海小学校。児童数が少ないので近くの小松市立東陵小学校の高学年の児童も参加。中海小学校は今年8月の大雨で被災した地域の小学校で、最初に梯剛之さんとWダヴィッドさんから被災のお見舞い挨拶。ピアノをステージから下ろし囲んでの演奏会。間近に聴く演奏には児童も感激をしたようです。
演奏曲
ドボルザーク:ソナチネより第4楽章
シューベルト:ソナチネより第2楽章
ブラームス:ハンガリー舞曲第5番
ワーグナー:ロマンス
モーツァルト:トルコ行進曲
ジョン・ウィリアムス:シンドラーのリストのテーマ
最後にお二人の伴奏でビリーブの合唱。
講堂に響き渡る合唱と演奏は子供たちの記憶に残ったようです。
12月2日の2校目は、小松市立日末小学校。児童数が60人くらいですが、近くに自衛隊小松基地があり、転勤赴任の家族も多く、演奏会会場では30名を超える保護者の方にも聴いていただきました。
職員も協力的で、昨年のリサイタル会場で販売をさせていただいた会員の川口田螺(凌太郎)さんの「虹の架け橋」を後日追加注文され、職員をはじめ児童の多くが読み、児童内では梯剛之さんを登場人物名の「ターくん」と呼んでいたそうです。演奏会事前の周知がされ、学校の受け入れ空気がこれまでと違った印象でした。また、地元の小松テレビ取材も行われ、演奏・インタビューを20分に編集されて放映されました。
演奏曲(演奏曲は中海小学校と少し変えて)
シューベルト:ソナチネより第3楽章
ドボルザーク:ソナチネより第2楽章
ブラームス:ハンガリー舞曲第5番
ワーグナー:ロマンス
モーツァルト:トルコ行進曲
ジョン・ウィリアムス:シンドラーのリストのテーマ
数日後、学校から児童の感想文に合わせて、梯剛之さんへと習ったばかりの点字を手紙にして4年生全員から届けられました。先生・児童のお礼の気持ちが伝わります。
「子どもに伝えるクラシック活動」はクラシック音楽だけでなく、視覚障碍者への理解を一層深める教育にもなったようです。
来年も、もう何校から引き合いが来ています。地方の小松市に根付いた活動となっています。